木村天山  日々徒然 バックナンバー  No1 2004年_月著

 日々徒然 1

 この国は、何処へ行くのであろうか。

 もはや、日本という国は崩壊してしまったのではあるが、では、これからこの日本ではなくなった国もどきは、どこへ行くのであろうか

 明治維新以後、官僚の優秀さにより、日本は、驚くべき発展を遂げたことは理解する。しかし、今、その官僚機構が、はたして、再び日本を良い方向へ向かわせるのではあるのかと言えば、否である。

 時代に合わせた、時代に合ったものではなくなっている。私利私欲という言葉を使うには抵抗があるが、しかし実際的に、官僚の私利私欲が、露骨に現れているのである。もう、限界であろう。そして、それの末端にいる公務員の皆々様もしかり。

 変化するのが、自然の理である。

 いつからか、官僚なる者が、国民を食い物にして平気である。国民の代表である政治家に対しても、愚弄の一途である。

 官僚に良心というものがあるならば、ここらで、民主主義の原点に帰って貰わなければならない。

 現在、国の借金は、700兆円。この膨大な借金の責任は、官僚にある。官僚が国の金の使い道を立案し、実行している。そして、なお、罪深いことに、組織的に国費を私物化しているという事実。天下り先を次々に作り、多くの退職金を手にする渡り鳥化を繰り返している。多い人は、10億円もの税金を手にしている。

 官僚の天下りの先は、独立行政法人が60、公益法人が2万600、特殊法人が78。

 日本が良くなるためには、この官僚が国民の熱意で、死ぬことです。そして、当然の報いで、地獄に落ちて頂く。

 昔、役人とは、国民のための奉仕業たった。今は、血税をいかに掠め取るかいう存在になった。

 今すべきことは、官僚を半分以下にして、そのシステムを壊し、しがらみを捨てて、日本再生を謀ること。

 これ以外に、日本を生まれ変わらせることは出来ない。

 そして、教育。日教組に代表される、日本は駄目だ、日本は駄目だという、劣等感伝達のアンポンタンからの解放である。

 学問をするよりも、人の機嫌取りと、世渡りで大学に残り、教授なるものに成り上がっている者共の一掃である。

 大学を潰すこと。いやいや、学問をするために、大学に行かないことである。どうしても、大学で学びたいのなら、イギリスを始めヨーロッパ各国、アメリカに留学すること。そこでは、日本の学術・文化の重要性を十分に学べるという皮肉である。

 そして、日本人であるといことを、実感して来るべきである。この国にいては、日本人であることの意義を学ぶどころか、日本人であることの劣等感を学ぶことになる。

 日本の伝統も、外国で学ぶべきである。この国には、正しい伝統を伝える日本人が、あまりにも少ないのである。海外の学者の方が、正しく日本を評価しているという事実。

 いずれ日本という国名さえも無くなる世紀がくる。しかし、その時に、日本の魂の精神の有り様が、世界を平和に導き、世界をひとつに結ぶ大きな役割をする。私は、それを予言する。意欲ある若者よ、日本を外国から眺めて、学びなさいと進言する。