みたび日々徒然 71

木村天山    

 05年4月5日の夕刊の記事である。

 自民党の社会保険庁改革ワーキンググループに、保険庁が示した業務見直し、合理化で、常勤、非常勤合わせて2万8千人いる職員を1万人削減出来るとの試算である。

 業務の外部依託を進めるなどで、正規職員約2割、非常勤職員約6割が削減されるという。しかし、削減時期は示していない。職員からの反発は必至だとある。

 今更、職員が反発して、どうなる。身から出た錆であり、因果応報、自業自得であろう。 単に、自分の生活が脅かされるから反発するのだろう。知れていること。

 公務員ボケすると、こういうことになるのである。ホイト根性を養い、貰うことのみに費やし、仕事は二の次、三の次であり、とんでもないのは、公金を無駄に使い続けて平気であるという驚きである。

 無駄な公金の額を示してみたまえ。

 本来なら、保険庁は解体であり、職員は辛苦をなめることになるのである。

 以前、私は言った。保険庁は解体すると。そして、すべて民間に委託するようになると。それを国民が監視する方法が最も良いのだ。

 公務員は、公務員であるという意識をもつことなく、ただ、生活するために公務員になっているのであり、志しも何もない。あるのは、いくら貰うか、貰えるかである。これをホイトと言わずして何というか。

 つい先日は、大阪市の職員の怠慢と、無駄金使いが、報じられた。

 私は公務員を嫌う者ではないが、あまりに公務員がアホであるから、言わざるを得ない。 一人で出来る仕事を五人で回して平気でいる、その根性が気に入らない。公僕であろう。民へのサービス業であろう。

 日本は、公務員によって、崩壊したといっても過言ではない。このアホらが、とんでもないことをした。民の金を、自分の金のように使い果たして、膨大な赤字を作り、平気でいるという神経に、私は、唖然、呆然とする。

 皆でやれば、怖くない方式で、事を成したのであろう。

 大から小まで、着服して、平気でいる。紙切れ一枚でも、経費を使い平気でいる。何から何まで、公金を使うことに慣れた者共である。終わっている。

 自治体は、民間に仕事を委託して、職員を皆解雇すると良い。その方が、赤字を減らすことが出来る。職員にすると、勘違いして、狂うのである。

 公務員ではなく、私務員になるのである。

 私は言う。社会保険庁は、試算を示したが、実行出来ない。延命のために、試算してみせたのであり、するつもりはない。今、世論が高まり、政府が保険庁を解体する手筈になるのである。甘い汁を吸っていた者が、放す訳がない。手足をもがれても、口はつけているだろう。

 そういう輩が出来ることは、戦々恐々として、身を守ることのみであり、真実、保険庁を改革するなどとは、思わないことである。

 何とか現状のままであればいいと、保身を願うのみ。哀れである。

 時代は変化したのである。戦のない太平の世に、武士があぶれたように、もう用無しなのである。公務員という職業は無くなる。

 市長一人、町長一人、村長一人、後は、皆委託で事が足りる。

 

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