時事放談 5
公約は守るべきだと、小泉さんが8月15日、靖国神社に参拝する意向であるとの記事である。そして、中国、韓国は警戒を強めるとある。何の警戒なのか解らない。
中国、韓国は、靖国神社参拝を止めれば、問題が解決するのであろうか。否である。その次ぎその次ぎがある。
横の記事には、安倍氏に韓国外相が、参拝自粛要請とある。
もういい加減にして欲しい。夕刊の一面である。
こんな記事は、三面記事でいい。
日本のマスコミは、中国、韓国が好きなようである。
ここまでになると、彼らは、強迫観念であろう。日本に軍国主義が復活して、再び、侵略されると思うのか。不安は、恐怖を生み、恐怖は現実を生む。またいずれ、日本に侵略されたいのであろう。
原爆を投下された日本は、アメリカに対して、何も言わない。ただ、核兵器廃絶を世界に訴える。原爆投下した人を、差し出せとも言わない。逆に、原爆投下した人をテレビに出して、私は任務を果たした、原爆によって戦争終結が早くなり、良かった良かったと言わしめる。
それを新聞は書かない。新聞は、日本よりも外国を大切にするようである。
さて、言う。何故、靖国に参拝するのか。
これ程、止めてくれと言うのであるから、止めれば良い。国内外の批判や非難を受けてまで、何故するのか、私は理解に苦しむ。ただし、私も、行くと言ったら行くので、小泉さんの行くという言葉に抵抗はない。
さらに言う。
もし、戦没者の慰霊をするというならば、まず、遺骨戻らぬ116万人の遺骨収集をしてから、靖国に行けと言う。
それを粛々と行為する。誰も文句は言わない。中国も韓国も文句は言わない。
言うはずが無い。遺骨収集である。当然な行為である。
何故、靖国に行くのか。
アメリカのブッシュ大統領が靖国参拝を申し出たのに、何故、明治神宮に変更させたのか。まして、一人で行かせた。近隣諸国に配慮してか。
腐る程、金をばらまき、アジアに戦争後の保証をして、まだまだ金を出し続けて、日本は崩壊する。日本が崩壊したら、どこも金を貰えない。それでいいのか。私は、近隣諸国に尋ねたい。
さて言う。
靖国神社は、単立宗教法人である。つまり、一つの宗教団体なのである。
日本の伝統は、神道ではあるが、神社神道ではない。
お祭りする時は、あらかじめ場所を準備して、神霊をお呼びする。
正しい御霊祭りとは、そうして成るのである。
8月15日は、富士山の麓に、戦没者の御霊を祭る神域を用意し、天皇陛下を祭司として、神呼びをし、国民が一つになって、慰霊するのである。
終われば、またお戻りいただく。それが、日本の伝統的神祭りである。
建物を持つ宗教は、偽物であると、神は知っている。いや神たちは知っている。唯一の神はいない。神々がいる。それが日本の神道である。
日本には、欧米で言うところの宗教の概念も観念も無い。そんなものは無いからである。神道は宗教ではなく伝統である。天皇が祭司の伝統である。誰がそれを歪めたのか。
天皇を神と呼んだのは柿本人麻呂が最初である。万葉集にある。神は、尊称である。命とか尊と同じである。
唯一絶対の神という概念も観念も無い。
貴い人を神と尊称をつけて呼んだのである。つまり人の数だけ神がいるということを、すでに神道は知っていた。
何故、誰も、こういうことを教えないのか、不思議でしょうがない。
靖国へ行く政治家よ、まず116万人の遺骨を収集してから、何事も始めるがよい。
これは私の提言である。