時事放弾14 2006/9/2
木村天山
6月14日の新聞には、国民年金不正免除倍増20万件とあった。
そして、8月4日の新聞では、不正免除38万件である。
社会保険庁が最終報告で、組織ぐるみを否定だと。アホ馬鹿間抜けであろう。
組織ぐるみを否定しようが、結果がこうなのである。処分は、職員の一割超の1900人であると。
空いた口が塞がらない。
年金を信じられないという国民の声を聞いていても、こんなことをするのであるから、余程、国民をなめているのだろう。また、年金など、どうでもいいのだ。自分たちの仕事がうまくいっているように見せかけれはいいという根性である。
要するに、納税率を上げるための、小手先の方法を取ったということで、彼らには、仕事の使命感も何も無い。
のうのうと、給料を得て、のうのうと仕事をしているつもりでいれば、生活は安泰である。それを放置していた、お馬鹿もお馬鹿である。
出直しのために、新たに長官に就いた者も、無能な者であったということ。そして、一朝一夕で、彼らを変えることは出来ない。
私は言った。解体すべきだと。そして解体するであろうと。
これで、益々年金を払わない者が、続出する。そして、誰も年金など信用しなくなる。そういうことを知っての行為であるから、一割超のみならず、皆、処分するといい。
厚生労働相は「職員に法律を守る意識が欠けていた」と謝罪したと言うが、それ以前の問題であろう。
自分たちが、仕事をしている振りを見せるための行為である。動機としては「納税率達成の目標が困難だった」との弁である。こんなウソを平気で言う。
めんどうな仕事は、したくない、ただそれだけである。黙って座っていれば、事足りる仕事をして、望外な給料を得て、のうのうとしていたいのである。
民間企業なら、潰れている。
私は忘れていない。グリンピア事業などで、どれ程の赤字を出し、年金資金を無駄に使っていたか。人の金である。痛くも痒くもない。自分たちは、公務員の年金制度で安泰。何も心配することはない。
信長であれば、全員皆殺しであろう。
本当に良い時代である。
これで年金を信用しない者が、国民の大半を占めた。この責任をどうするのか。法律で、縛るつもりなのか。その前に、保険庁を解体することである。
法律をいくら作っても、国民は相手にしない。
今、65歳から支給される。もう少しすると、67歳とか、68歳とか、しまいに70歳からとかになる。
いい気なものである。政治家は、政治家になりたくてなる。国民のことなど、どうでもいい。ウソばかり言う政治家である。信じることなど出来ない。政治家、官僚、公務員とは、同じ穴のムジナである。万事休す。