時事放談48 2006/10/22

木村天山

 岐阜県裏金問題で、4421人、何と全職員の60%程度が処分である。

 そして、前知事の責任追及がさらに強くなるとのこと。

 昔ならば、前知事は切腹である。いやいや、管理職、部長級以上も切腹である。

 今は良い時代である。

 死なずに済む。そして、少しすると、皆、忘れてくれる。少しの辛抱である。

 地方公務員が、いかに優遇されているかは、面倒なので言わない。

 私の提案である。民間に任せられるものは、民間業者に委託することである。

 ちなみに、岐阜県だけではない。

 北海道の裏金は、76億円、福岡県、58億円、福島県、29億円、岐阜県、17億円、三重県、11億円、宮城県、7億円である。

 先に、地方公務員は、大変に優遇されていると、言った。ちなみに、民間給与は、八年間連続ダウンである。

 多くを語ることなく、私は呆れて唖然、呆然自失であることを言う。

 

 政治家と官僚と公務員は信じてはいけない。

 福島県知事が、弟の談合斡旋により、辞職した。その舞台である建設センターは、全国に41道府県があり、天下りが、38団体209人である。

 国民、住民にサービスするはずの、奉仕するはずの者共が、税金、公金を平然と掠め取り、公然として使用している様を、何と見るのか。もし、発覚しなければ、いついつまでも続けていたのだろう。

 今頃は、のんびりと老後を過ごしている、元公務員どもは、善人面してのうのうとして、善良な市民を演じていることだろう。

 罪の意識なく、皆がやっていたことだと、平然としている。

 

 それにしても、黙っている住民、国民も、終わっている。馬鹿にされていることも気づかずに、居る。居るのである。

 少し賢いならば、民間に委託することを言う。そして、公務員を半分以下にする。

 公務員採用は、市民の代表がする。そして、起用した者が、責任を取る。だから、監視をする。そこまでしなければ、人間は、愚かで狡い者であるから、信用は出来ないのである。さあ、それをする自治体はあるか。

 

 一番、裏金の多い北海道は、夕張市が破産し、続々と破産する市町村がある。道内の経済も破綻である。そんな中で、一番、良い生活をして、のうのうとしているのは、公務員である。

 特に、管理職の者は、何の仕事もしない。朝から、のんびりと新聞に目を通して、昼飯を食べて、少しの書類に目を通し、仕事をしている振りをして過ごしている。

 市民は、役所を見学し、監視に行くべきである。

 退職者などは、どんどんと、役所に出掛けて、仕事の内容を監視して、おかしいと思えば、即座に、知事、市長、町長に進言すべきである。

 そこまでしなければ、もう、方法は無い。

 本当に仕事をしているのは、三割である。

 後は、お客さんになっているはず。そんな者に、給与を払う程、地方自治体は潤っていない。その逆である。

 これで終わりではない。これからが、始まりである。

 もっと、仰天することが、暴露される。

 公務員は、宝くじを買うことなく、宝くじに当たったような生活をしているのである。

 本来は、切腹させるべきなのである。そこまでしなければ、公務員の根性は、叩き直せないのである。

 以下省略。

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