時事放談69 2006/11/15

木村天山

 湾岸戦争が始まる少し前に、私は、多くの人に、戦争になると言うと、誰一人も、そんなことになる訳がないと言った。それが、大方の日本人の感覚だった。

 そして、今も、それは変わらない。そう、アホ馬鹿間抜けなのである。

 馬鹿馬鹿しいテレビを見て笑っている、のんきで、平和ボケを通り越しているのが、今の日本人である。

 レバノンやパレスチナのことなども、何も知らない。知る努力もしない。

 そして何より、隣国、北朝鮮のことも何も知らない。

 拉致問題も、マスコミと、その関係者が騒いでいる。後は、ただ傍観。もしや自分の兄弟がと想像出来ないのである。

 

 今、北朝鮮は、日本の戦時下と同じ状態である。つまり戦争状態なのである。

 彼らは、戦争をしているのである。その意識を持って、彼らの行動を理解すると、核実験もよく解る。

 ミサイルも打つ訳がないと、皆、思っていた。しかし、ミサイルを打った。戦争をしているからである。知らないのは、日本人だけである。

  

 そして今、彼の国は、手負いの熊になっている。制裁である。

 世界を的に回して戦う覚悟である。

 国民にも、そうして檄を飛ばしている。

 国民は塗炭の苦しみである。しかし、戦争なのであるから、辛抱する。これから地獄の形相になってゆく。

 日本が太平洋戦争時に、世界から孤立したように、彼の国も徹底孤立をして、戦う。その戦いの主が彼の国の人は、見えない。実は、彼の国の体制との戦いなのである。

 独り相撲をしているのである。

 

 彼の国の国民のために、早く崩壊させた方が良い。しかし、崩壊させた後の処理を考えて、尻込みしているのである。

 難民が、韓国、中国になだれ込んで来た時、それは両国共に、崩壊の危機に瀕する。

 下手をすると日本にだって流れ込んでくる場合もある。どうするのか。

 中国は、歴史的に朝鮮半島が中国の支配下にあったことを喧伝し、領土を広げたいとの策略であろうが、愚かしいの一言。

 兎に角、土地を広げたいと思うのは、随の頃から変わらない感覚である。

 中華思想である。

 誰が、そんなアホなことを考えるのか不思議だが、真剣に取り組んでいる。

 随が朝鮮半島への侵略行為失敗で滅んだことを知らない訳が無い。同じことを繰り返すのは、アホの証拠であるが、繰り返すのだろう。このどさくさに紛れて、中国も、とんでもないことをする。

 歴史は進化しているが、人間が進化していない証拠である。

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