時事放談73 2006/11/23

木村天山


 非核三原則、平和憲法を有する国、日本である。

 麻生外務大臣が、核保有云々と言うと、罷免だと言う。これは言論統制であろう。

 言論の自由である。議論してもいいだろう。

 今、日本は核兵器に囲まれている。これが現実である。

 現実を直視せず、理想ばかりに目を向けている。信じられないのである。

 

 話し合いのつく国ならば良い。しかし、話のしようがない国が、日本に核兵器を向ける事態になるということを、真実考えれば、当然、核保有の議論が起こっても不思議ではない。それとも、議論もするなということであろうか。

 どうせ日本は、アメリカの51番目の州であるからいいというならば、それでも良い。 しかし、日本は独立国なはずである。そういう議論が日本に起こるということは、アメリカを牽制することにもなる。言われるままに、日本は、アメリカにお金を出している。 そして、日本はアメリカの基地になっている事態を、何という。

 

 アメリカが手を引けば、日本は丸腰である

 武器に囲まれて丸腰とは、あまりにも空想過ぎる。

 攻撃を受けた時、アメリカがいなければ、日本は、即座に占領される。

 

 世界は進化しているか。

 狂った国が核兵器を持てば、どうにもしようがない。それでも、核保有の話をするなと言うのか。

 国が言論統制しなくとも、国民がするという仰天である。

 国を愛すると言うと、右翼だの、何だのと、国民が言論統制するという不思議な国である。

 一体、あの国が日本にミサイルを打った時に、どうするのだろうか。

 まあ、仕様がないと見て隣人が死ぬのを放って置くのだろうか。

 

 そして、一番の驚きは、拉致被害者がいるというのに、大きな進展がないということである。石原慎太郎が、軍隊を連れても、取り戻せと言った。当然であろう。

 ところが、未だに、数名が帰っただけで、進展が無い。

 信じられないのだ。

 拉致被害者の家族のみが、真剣に立ち、活動しているが、多くの国民は人のことである。まあ、大変ねーーーと言う程度であろう。そして政治家である。

 石原慎太郎一人が言っても、詮無いこと。

 国会で、拉致被害者を取り戻すべく、自衛隊を軍隊して北に乗り込むと決議しても、おかしくない問題である。

 それなら、日本の侵略のことは、その保証問題はと、話をずらす者がいる。戦後補償は解決済みであるにも関わらず、それを持ち出すという、非国民もいる。

 侵略したのだから、拉致被害者が出ても、いたしかたないと言うのであろうか。

 信じられない。

 

 旧社会党、共産党は、最後まで、そんなことは有り得ないと言い、将軍様が、認めて、ようやく、そうかと溜め息を付いたようである。

 寝ぼけているとしか思えない。

 その共産党の党首が、麻生外務大臣の罷免を要求すると言う。話しにならない。よくぞ、政党として通用しているものだと思う。

 庶民の党、庶民の党と言うが、一度たりとも庶民のために動いたことは無い。皆々、党のためである。人の手柄を平気で我が物にするという根性は、共産党の本性であろう。

 役立たずの旧社会党の議員を要する民主党も、大変であろうと想像する。

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