時事放談75 2006/11/27

木村天山

 前回、労働局不正を書いた。

 次は、各省庁や出先機関、国が出資する特殊法人など、約3万3000箇所のうち、約2700所を対象にした、税金の無駄遣いである。

 厚生労働省で、111億227万円。国土交通省で、78億8万円。首都高速道路株式会社で、68億338万円である。

 しかし、これはウソである。まだまだある。

 検査院も公務員である。どこまで信じていいのか解らない。

 

 指摘されたうちで、法令などに違反する悪質なものは、390件、141億8005万円である。前年度に比べて94件多く、その額も43億5548万円である。

 3億円の宝くじの当選でも、億万長者と騒いでいる庶民に、その額の感覚は、掴めない。 おおよそ公務員で、適当に税金をかめ取るのは、簡単なのであろう。

 総額、453億円の不正である。

 どなたか、453億円の感覚が解るという人がいるだろうか。

 いるはずがない。庶民の年収は、350万円から、精々1千万円と少しである。

 勿論、銀行のように、あくどく儲けて、社員は相当な給与を得ている者共もいる。

 

 兎に角、何度も言うが、切腹か、死刑をもってしなければ、収まらないのである。死刑廃止論者たちは、死刑を人道に反することと言うが、公金を不正に使用する者は、人道に反しないのか、聞きたいものである。

 

 食事の果てから、女とセックスするための金まで、公金を使う者がいるのである。女とセックス出来ない者は、公金を使い、大人のおもちゃを買って、一人で射精を楽しんでいるのだろう。

 それを見て、公務員のキャリアになろうと、努力奮闘して勉強する者もいる。呆れる。

 公務員を見たらドロボーと思えである。

 

 末端で働く公務員が気の毒である。公務員は、ドロボーであると、差別され、迫害されるようになるからである。

 いずれそうなる。

 何も才能が無い者が、公務員になる。そして、人々に、ドロボーと言われるようになる。これは決定している。

 そして、政治家である。投票率を見よ。

 半数も選挙に行かないのである。そして、国が決めたことを守れと言っても、守る訳が無い。年金も払う者が、どんどん減る。

 何せ、自分たちが払っていなかったという仰天である。

 

 年金を当てにしなくていい者が年金額を決め、そして金持ちの政治家が、ウソ八百を言う。そして、それを許しているアホな国民である。

 賢い国民は、国には何も当てにせず、老後は、海外で暮らそうと準備をする。

 日本という国の幻想を見抜いて、黙々と老後の準備をする。年金なども当てにしていない。要するに、政治を信用していない。

 それなのに、選挙となると、もう一息です。頑張ります等々、アホ馬鹿間抜けなことをわめき散らしている。少数派の意見を国会になどと喚く、社民党だの、共産党だの、よくもまあ、ああして、何十年もやっていると、関心する。きっと幹部になれば、良いことがあるのだろう。何せ、共産党などは、幹部にならないと、話しにならない。見よ、北の国を。幹部は、民が餓死しようが、どうなろが関係なく、たらふく食い、のうのうとしているではないか。

 政治など、半数以上の国民が、相手にしていないのに、よくやるものである。

 政治家になれば、良いことが多々あるのだろう。

 そのうちに、公明党が、日本を支配するようになるだろう。素晴らしい組織力である。そして、日蓮仏法により、日本を創価学会の君臨する国として世界に勝どきを上げる。理想的ではないか。そして、イスラムの国々のように、信仰一筋の立派な国になる。

 それでよかろう。

 庶民は、兎に角、税金を払わないように、払わないように頑張るべきである。ウソ八百を言い、税金を払わないでいい。国から貰えるものは、ウソ八百をついて貰う。精神疾患だと言い、仕事が出来ないと、生活保護を貰えばいい。そうして、老後は、のんびりとした海外で暮らすことを考えていればいい。

 日本は、アホな政治家と、銀行屋と金貸し、大企業に差し上げれば良い。

 万事休すである。

 国を捨てようと思えば、こんな楽なことはない。

 さて、私の、この文章に誰か、壮絶な戦いを挑む者は、いないか。

 まあ、期待しないでおく。

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