時事放談80  2006/12/9

木村天山

 社会保険庁は、11月22日、中小企業のサラリーマンらが加入する、政府管掌健康保険で、患者が医療費を払い過ぎていた場合に、その事実を、社会保険事務局から患者に通知していなかったケースが、03年から05年度に、全国で約1万8000件に上ると発表した。

 通知をしていないのに、通知をしたという虚偽報告をしていた事務所は、埼玉、神奈川、愛知、鳥取であり、3年間、まったく通知をしていなかったにも関わらず、毎年、ウソの通知件数を、本庁に報告していたという。山形は、昨年の分について虚偽報告をしていた。 また、本庁も、福島、石川の事務局が03年の通知をしていなかったとの報告を受けても、何の指導もしていなかったという。

 何度も、社会保険庁のことを書いているが、今回こそ、社会保険庁の解体を言う。

 結局、彼らは、何も仕事をしていないということが、よく解った。一体、何をしているのだろうか。しなければならないことをせず、なお、虚偽報告をするという根性は、どういうものだろうか、信じられないのである。

 いかに、彼らが優遇されているのかが、解る。どうして、国民は、もっと声を上げないのか。保険庁を解体しなければ、もう手は無いのである。

 

 仕事が面倒だから、通知しましたと、本庁に報告している。これは最早、犯罪であろう。 そうしていても、給与を貰い、安穏として生活しているという根性は、ただ事ではない。 自害して果てるか、死刑を求める。

 子孫に顔向け出来ないであろう。昔の日本人ならば、そう考えた。

 兎に角、このまま放置して、保険庁を存続させることは無い。即座に、解体、全員免職を望む。

 公金を扱う資格は無い。というより、犯罪である。

 この記事は、新聞の社会面に、やや大きな見出しで出ているが、それ程の問題でないような扱いである。

 新聞も、これ以上、社会保険庁を悪者にしたくないのだろう。

 同じ穴のムジナである。

 新聞社は、公務員ではないが、その大半は寝ぼけた仕事をして、給与を得ている。座って、送られてきたもので記事を書く。足で、新しい意欲ある記事を書こうとする者は少ない。安穏としていられる境遇である。危機意識、皆無。

 新聞販売員は、ゴロツキのように、勧誘に来る。下々が、新聞を売っている。自分たちの発行する新聞が、ビール券や、洗剤の無料配布に支えられてあることを知るべきだと思うが、知らない振りをするのだろう。

 その上に立って、ご大層なことを言う。言論だとは、勘違いであろう。

 勿論、私は立派な記者を多く知っている。彼らに期待する。

 

 一度、社会保険庁の職員の仕事を取材して、取り上げて欲しいものである。その無能振りと、小ずるさ等々を、広く人々に知らせて欲しいと思う。

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