テラの会

ビルマ ヤンゴン追悼慰霊
平成21年3月4日

 サイクロンや民主化デモなど、近年のビルマは騒乱がつづきました。

 サイクロン被害者たちに支援をした私たち。

 次の日は、ヤンゴン市内で慰霊を行いました。

 

 

私たちの泊まったのは、偶然、報道家の故・長井健司さんの、最後に泊まったホテルでした。

 ホテルの社長が、そのことを教えてくれました。

 ほとぼりが冷めるまで、一年の間、口外しないよう、頼まれていたそうです。


 民主化デモの犠牲者のため、また長井さんのために、慰霊を行いました。

 まず、長井さんの泊まった部屋と同じ階にある、ビルマ仏教の祭壇に、お祈りします。

 それから、長井さんの銃撃を受けた場所に向かいます。

 線香をあげたり、花を供養したりすると、警察の尋問を受けると、ホテルの社長に止められました。

 お祓いの御幣のみで、ごく簡単に慰霊を済ませます。


 場所は、アナウラータ通りと、パゴタ通りの交差するあたり。

 かつて同じ場所で慰霊をしていた日本人は、警察署に連行されたということです。


 2007年の民主化デモでは、多くの犠牲者が出たとききます。

 人々が立ち止まって、慰霊の様子を眺めています。

 人が集まり過ぎる前に、はやめに切り上げました。


◆やはり街の人は敏感である。短い間の慰霊行為だったのだが、何人かは、その意味に気が付いたようだ。
◆さっとその場を離れた。「何をしていたのですか」と突然日本語で話しかけられた。「観光です」と言った。用心には用心を重ねた。

 

 いつもの慰霊とは違い、危険がともないました。
 無事にすんで、ほっとひと息をつきました。

 テラの会では、戦争犠牲者の追悼慰霊を中心に、子供服支援などを行っています。
 これまで、ミクロネシアやオーストラリアのアーネムランドを含め、アジア各地で活動しました。

 よろしければ、私たちについて知って下さい。

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