21世紀の成功哲学 バックナンバー1

メールマガジン 21世紀の成功哲学 バックナンバー 成功の条件 第1号

木村天山 著


 成功することが、欲望の充実であると思っている人は、即座に改めることである。


 世の中のことで、成功するとは、その大半が、お金を得ることであり、すべの道は、お金を得る道に続くと考えている人が、これまた大半である。

 その証拠にマルチまがいの商法が、いつまでも後を立たず、現れては消え、現れては消える。法に触れない程度に活動しているマルチまがいの商法もアメリカから入ってきて、宗教の布教の如くに行われている。

 さて、成功するとは、どんなことなのか。

 それは自己充実、自己実現のことである。

 そのために不可欠だと思われているお金を得るということも、実は、二の次に考えて行動する時、必要な物が手に入るという事実がある。

 願うところのものは、与えられるのである

 その願いを、自分の中に、どのように取り入れるのか、それが問題である。  単に、願いを持っても、それは願いという夢であり、現実を動かすことは出来ない。  大きな決断ということは、まず、出来ないことである。小さな決断の積み重ねが、いつしか、大きなうねりとなって、願いを、本当の願い成就に向かって行くということ。

 成功哲学なるものは、思考は実現化するという考え方で教えられる。思考が実現したら、誰もが成功するが、これ程成功哲学が喧伝されているのに、成功する人が少ない。そして、成功した人は言う。お金を得たのだと。結局、お金を得ることを成功と勘違いしている様に、私は驚く。人生の成功は、お金で得られない自己充実のことだからである。

 その、自己充実が何であるかを、知ることが、最も大切なことである。

 つまり、あなたは、何がしたいのか。

 やりたいことをやること、それが成功の第一である。