木村天山によるメールマガジン 21世紀の成功哲学 バックナンバー 成功の条件 No11 

 成功哲学11

 過去を思い出すこと、日々、思ったことを書くことから、潜在意識について、書いてきた。何故、それが成功哲学なのか。

 それは、自分を理解することから、成功なるものが始まるということだからである。

 私は好きなことをやることが成功であると、確信している。そのために、自分を理解し、自分が本当にやりたいことを、やれる自分になってゆくことこそ、大切であると思う。

 潜在意識を意識し、いよいよ、自分のやりたいことに向かって進む。しかし、はいそれでは、と事は簡単にゆかない。願えば叶うと教える成功哲学なるものもあるが、願っても叶わないこともあるのである。成功した人は、成功を語るが、失敗した人が、成功を語ることがない。失敗した人こそ、成功の喜びを求めているはずなのに・・・

 既成の成功哲学は、失敗した人を取り上げない。つまり、成功哲学なるものも、商売としているからであり、本当に人の成功など、どうでもよい。商売が成功哲学のノウハウで成り立てばよいのだ。本当に人に成功してもらいたければ、ボランティアでもよいはずである。

 私は、もう少し、潜在意識について、驚愕することを教える。

 遺伝子の解明で、どんな病気になるのか、人生のどの時期に何が起きるのかということも、解るようになったと言う。当然である。人間の体には、すべてが備わっている。潜在意識もしかりである。

 実は、潜在意識には、すべての事が解るようになっている。あらゆることが。

 潜在意識は、すべての意識と通じているから、その扉を開けば、すべての事が解る。勿論、望めばである。

 自分自身についても、すべてを知っている。そう、占い師に見てもらわなくても、人生模様を見通している。

 潜在意識は、すべてである。

 つまり、自分の中に、すべての答えがある。素直で純粋な潜在意識があると言ったが、潜在意識は、それ以上に、完成している意識なのである。

 潜在意識には、幾層にも段階があるということである。

 すべての人につながる、大いなる意識もある。だから、他人のことも、勿論、解る。その扉を開けばである。広大無限な意識があると、伝えておく。

 実は、その潜在意識を理解するために、人は転生輪廻という旅をしていると言ってよい。 だが、これ以上は、混乱を招くことにもなるので言わない。ただ、成功するということのみに、絞って進めることにする。

 今、自分がやりたいことをやるべくために、自分が取るべき方法を、潜在意識に、尋ねることである。そのために、私は日々、思いついたことを書くことだと言った。精神の整理整頓をしているうちに、不思議なことに、不意に、言葉が出てくる。その言葉を待つことが出来る人が、成功する。

 いくら願望成就を願っても、潜在意識が、認めなければ、成就は成り立たない。既成の成功哲学は、単純に、願望の成就を言うが、そんな簡単なものではない。

 多くのアメリカから輸入される成功哲学については、ある種、本当であるが、危険でもある。アメリカンドリームとは、金持ちになることを言う。金持ちになることを否定するものではないが、私が言う成功とは掛け離れている。限りなくネズミ講に近いシステムは、すべてアメリカからのものである。その本体は、所有を神と見立てるものであり、私から言えば、魔物に近い。一番、人間の弱さを突いてくるから、魔物と言う。

 広く浅く富を吸い上げるのは、魔物の考え方である。それでは富みを求めることが魔物かというと、そうではない。富みは必要なところに、あってしかるべきである。

 共産主義でも、富みのあるところにはある。必要だからだ。

 私の言いたいことを理解するには、何度も、私の成功哲学を最初から読み直すことである。私が言いたいことは、私が私になるということである。何者にも侵されない私になることなのである。