みたび日々徒然 102

木村天山   

 

 言っても書いても、詮無いことだと知ってはいるが、書くことにする。

 この国の政治家の無能、愚劣さだ。それは、どこの党がという問題ではない。

 何せ、国民から金を取る、という行為を捨てない。増税である。税収入が少ない。だから、取るというのである。

 家計をやり繰りしている主婦にでも聞けと言いたいが、本人達は、政治家であると信じているから、また主婦より、すぐていると信じているから話にならない。

 税収入が少なければ、少ないなりに、やりくりすればいい。しかし、湯水のごとく、人の金、国民の金であるから、平気で使う。どれ程、無駄に税金が使われているのか。もう、面倒だから、一々言わないが、国を買える程、使った。それでも、まだ足りないのである。官僚から特殊法人の湯水のごとくに使う体質を変えようとしない。

 そして、何よりアホなのは、それを知っても、革命、暴動を起こさない国民である。

 信長なら、とうの昔に焼き打ちにしている連中が、政治家である。

 何をどう言おうが、政治家になりたくてなっている。ただそれだけであるから、終わっている。国民に奉仕するなどという気持ちはない。権力と特権意識を持つために政治家になる。共産主義の国と同じである。幹部は、贅沢三昧をするという、あの、魔界の思想である共産主義と同じである。

 例えば、選挙の度に、どれだけのお金を使うか。信じられない程、使う。もし、政治家が国民に奉仕する人々であれば、選挙は四年、五年に一度、いや十年に一度でもいい。

 政治家は、無償奉仕でする。これに限る。

 国家とは何か、云々と言う思想家、哲学者等々、よくも寝ぼけたことを言ったものである。何のことはない、一部の特権階級を作るものが国家であろう。学者というものが、いかに、愚かで、しょうもない者であるかを、知る。政治学などを教えているアホは救われない。

 金を貰えば、自分の意見など、いつでも即座に変更出来るという学者が、一体、何を教えられるというのだろうか。空いた口が塞がらない。

 政治家になろうと思う者には、必ず独裁者の影、亡霊が憑く。

 支配欲という名の、妄想である。

 皆、ヒットラーになる可能性がある。その未生以前の因縁丸出しの本性をである。

 短小包茎、インポ、男とも女とも愛し合えない体の劣等感を、あますところなく、ヒットラーは、支配欲に向けて、悪魔となった。

 政治家は、皆、一様に、その流れを汲む。自らを律することの出来ない者が、政治、つまり政を司ることなど出来ない。政は、祭り、奉るである。お解りであろうか。

 自らを奉るのではない。天地自然の神霊を奉り、人々の生活に奉仕する者が、政治家の大元なのである。

 それに最も近い存在が日本の天皇であった。天皇の是非を問うものではない。天皇支配の歴史を見れば、一目瞭然である。勿論、学者の教える天皇政治を聞いても解らない。

 今の学者には霊感がないから、見えない、見ない。知らない。文献という証拠のみに始終する。書かれなかったものを知らないのである。書かれたものを読んで書かれなかったことを知ることが、学問の本当であるが、学者は知らない。知るはずもない。今の政治家と同じ穴のムジナであるから、当然であるが。

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