みたび日々徒然 48

木村天山    

 

 私が信長なら、サラリーマンと、公務員を皆殺しにする。そして、一から始めさせる。 こうもよく、のうのうと生きられると思う。給料ドロボーであろう。仕事をしているつもりになっている様は哀れを通り越して、悲劇でさえある。

 仕事が何であるかを知らない。

 大学に入学すると、それでもうお仕舞いで、それから遊びと同じように、優良企業に入社すると、それでお仕舞い。後は、給料を貰いに出掛けるだけである。そして、何と驚いたことに、仕事をしていると勘違いしている面々である。

 これだけの話では、抽象的過ぎるので、例を上げる。

 ある企業の、事業本部長に手紙を送った。それは翌日に着くもので、翌日に着いて価値のある手紙なのであるが、それが着いていない。ということは、着いても、その手紙を本人に渡していないのである。ということは、渡すべき人間が渡していないということで、怠慢である。一週間後に部長の手になると思うと、私は憤りを超えて、悄然とする。

 例えば、公務員である。自分の職務に就いていると、それ以外の出来ることをしない。手を延ばせば出来ることでも、必要であることでもしない。職務外だと思っている。アホもほどほどである。

 規則というものを盾にして、仕事をしないのである。

 一々例を上げるのが面倒であるから止める。

 社会保険庁は、潰れると、以前書いた。そろそろ潰れる前兆である。あれは潰すことで、どんどん潰せばいい。そうでなければ、解らない。

 あれ程のことをしても、反省する気持ちも持てないというアホぶりである。

 地方公務員などは、最も悪い。悪いと思っていないということが、また悪い。

 市民を差別して、平気でいる。市民より、上等だと思っている。それが伝わってくる。

 札幌にキタラというコンサートホールがある。札幌市のものである。立派な建物である。ところが、立派な建物で働いていると、自分も立派だと信じてしまうようである。ゴミの一つも拾わずに、平然として仕事をしていると思い込んでいる職員に、よくぞ札幌市は多額な給料を支払っているとものである。ちなみに、一人で出来るように仕事を五人でしているという様である。もっと驚くことは、夏は冷房で厚着をし、冬は暖房で薄着をして仕事をしていると思い込んでいる様は、哀れである。

 黙って八時間座っていれば、仕事をしていると思い込んでいる様には、呆れる。

 札幌の例を上げたが、至るところで、この程度である。

 公務員が、サービス業であることを、誰も教えない。一体、何様だと思っているのか。

 横浜市教育委員会に、名義後援の依頼に行くと、申請しても、取れないかもしれませんと言う。一体誰が許可するのか。申請して、出来る限り取れるように計るというならば解る。始めから、申請しても取れないとは、どういうことか。

 神奈川県教育委員会の言い分は、そちらに出すと、皆に出さなければならないから、無理だという。一体、誰が申請しているのか。皆とは、どれ程の団体が申請しているのか。要は、面倒なのである。受け付けたくないのである。それでは、名義後援を貰う者は誰かといえば、縁者、政治的権力者、等々、言わずと知れたことである。

 終わっている。

 私が信長なら、皆殺しにする。 

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