みたび日々徒然 72

木村天山    

 05年4月9日北京で、日本に対する抗議デモには一万人を越える規模に膨れ上がったという。日本大使館、日系企業が多いビルの窓が割られ、日本料理店が壊された。

 誰も言わないから、私が言う。中国政府、及び中国人民は、そろそろいい加減にしておいた方がいい。黙っていれば、いい気になって。何が反日だ。笑わせる。

 だれのお陰で、今の中国の経済的成長があるのか。そして誰のお陰で、国防費があるのか。中国よ、お前は、自分は何をしても勝手だが、相手が自分の気に入らないことをすると、断じて許さないという性癖を持つ民族であることを知れ。そう、中華思想なのであろう。世界の中心が中国であると、今でも思う安物の中華思想であるる

 私は言う。1978年から98年までに、日本が中国に援助したODA(政府開発援助)は三兆円である。一万円札で積み上げれば、我が日本を代表する富士山の20倍に達する膨大な金額を支援したのである。これに対して中国政府は、人民に一度も、その事実を伝えない。のみならず、せっせと、反日教育をして、平然としていたのである。

 一体、何が気に入らないでの、反日デモか。

 恩を仇で返すのが、中華思想か。

 それとも、日本が一時期中国を支配したのが、それ程悔しいのか。

 日本に歴史を反省しろとは、異なことである。これ程、歴史を反省して、謝罪外交をしている国は、世界広しと言えども、日本以外にない。60年前に終わったことを、未だに、反省して謝罪し、またそれに加えて、お金を出している国は、日本以外にない。

 白人系の国が、多くの地を植民地化したが、一度たりとも謝罪などしない。

 日本という国が、どれだけ優れた、心根のやさしい国か、知っているのか。

 日本企業が、中国の経済成長に、どれ程貢献しているのか知っているのか。

 反日ではなくて、自分のたちの欲求不満を、日本にぶつけているのであろう。本当は、中国人民は中国政府に、抗議デモをしたいのであろう。それが、出来ないから、仮想の敵として、日本に抗議するのであろう。

 私は知っている。中国四千年の歴史を。

 ほとんど、民族の殺戮を繰り返して成り上がった民族が、今の中国人であろう。平気で民族を殺戮してきたのが、今の中国人の先祖である。

 しかし、日本は、その悪いところを見ずに、中国古代の歴史書や、「論語」などをはじめとする四書五経、杜甫や李白を代表とする漢詩、小説などをもって中国を理解し、尊敬し、その文化を学んだ。今も、日本は中国文化を尊重している。誰も、中国が野蛮人の子孫だなどと、思っていないのである。私以外は。

 自分たちは、多くの民族を壊滅させてきたのにである。一時期の日本軍の行為を、鬼の首を取ったかのように、悪い、悪い、悪行をしたと言う、その心根が悲しい。

 歴史を観よ。歴史は進化しているのである。それは必然的なことであった。中国が一時、日本の支配を受けるという必然性があったのである。

 それ程、日本に腹を立てるならば、中国政府が、チベットにしたことは、どう説明するのか。民族浄化のように殺戮して、平然としている、その根性は、どこから来るのか。

 言い加減にしないと、真実を言い始める日本人が、続出する。そうなった時は、中国はぐうの音も出ない。尻を拭かずに、垂れ流して糞をつけたままで歩いているのを知らず、相手の奇麗な尻に、難癖をつけている様なのである。解るか。

 

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