みたび日々徒然 79

木村天山    

 05年4月19日、総務省の特別調査で、31都府県の274市町村が、徒歩のみの通勤者にも、通勤手当を支給していたことが解った。

 国の場合は、通勤距離の片道が二キロ以上であることが原則だが、このうち二キロ未満の通勤者にも、244市町村が支給していたと言う。

 総務省は、合理性を欠き、不適性と指摘し、早急な見直しを促した。

 貰えるものは、理由がなくても貰うという乞食根性である。

 支払いを決める者がいて、それを受ける者がいる。皆で貰えば、怖くないのだろう。また、支払いを決める者には、それなりの理由があると思われる。自分も、貰わなくていい金まで貰うということだ。

 公務員とは、このように、乞食とも言える根性に陥って久しい。反省も無い。何度も書いているが、何度も言う。公務員は公僕という意識を忘れて、単に物貰いになっている。無自覚に、そうなっているのである。そして、仕事は、一人で出来るものを五人程で、ゆったりと、焦らず、五時に間に合うようにする。終わっている。出来るだけ仕事をしないように、仕組んでいるのである。

 いや、きちんとしている公務員もいると、反論する者もいるが、きちんとして、当たり前である。

 志しとして、公務員になる者は、いない。皆、生計を立てるべく、公務員になる。

 民間企業で子供三人を育てることは出来ない。しかし、公務員なら、三人育てることが出来る程、豊かである。

 この格差を、どう考えるのか。

 私は言う。公務員は、三分の二をリストラしてもいい。民間に仕事を任せればいい。赤字予算の市町村なら、すぐにでもするべきである。無能な者に給料を払うことはない。

 公務員試験というものは、どうでもいいことを試験する実務能力を問うものではない。物覚えだけが取り柄の者が試験に受かる。また、つてで、就職する者もいる。

 甚だしいのは、革新政党などが出す市長になると、市町村は潰れる。能無しの職員を大幅に増やす。選挙のためである。

 共産党系の市長などは、絶望的な赤字になるという事実。自分の組織さえ良ければいいのだから、市の予算など無視する。職員だけに良い暮らしをさせて、のうのうとしているのが、象徴的だ。話にならない。

 さて、再び言う。公務員はいらない。窓口業務は、すべて機械でするに限る。現在の3パーセントの職員で足りる。わざわざ煩雑な手続きを好む公務員は、いらない。

 「規則です」というなら、人ではなく、機械の方が、気が楽である。彼らは、仕事をしたくないから「規則」を作るのである。「規則」は仕事をしない、実に良い口実になる。

 試しに、仕事を民間業者に任せてみると良い。短時間で、見事に成し遂げてしまうであろう。意識が違うのである。

 日本を最初に潰すのは公務員である。害になれ、薬にならない。

 これから、益々、公務員の優遇が明らかにされる。そろそろ、アホな国民も、少しは目が覚めることになるだろう。

 今まで、よくぞ黙って見過ごしていたものである。

 日本人はアホを通り越して、アンポンタンになっているのだろう。

 

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