みたび日々徒然 91

木村天山   

 

 過去に捕らわれて、前に進めないのは、大馬鹿者、アホである。

 日本が過去の歴史を正しく認識していないとは、何事か。この60年間、日本は謝罪外交を繰り返し、卑屈になる程、低姿勢で、どれほどのお金を費やしてきたか。それでも、まだ過去の、過去のとほざくのは、見苦しい。それほど過去に捕らわれているなら、将来は無い。

 中国、韓国の反日には、先が見えないのである。哀れである。

 そして、靖国、靖国である。首相が靖国参拝を止めたら、事が終わるのか。そんなことはない。次にまた、何かにつけて、文句をつけるであろう。だから、中国も韓国も日本に適わないのである。

 世界の中で、唯一日本だけが、侵略した事実を認め、謝罪外交を繰り返した。植民地政策を取った国で、そんなことをしたのは、日本だけである。歴史を見れば、一目瞭然である。多くの国を植民地にした、キリスト教国などは、未開の人に文化を伝え教えたと、うそぶいているのである。

 私は、中国も韓国も、先行きに夢も希望も無いのであろうと思う。だから、過去に拘り、捕らわれる。本当は、日本をたたき潰して、出来れば、日本を自分の物にしたいのであろう。そこまで行けば、少しは安心するのであろう。アホである。

 この世界に日本という国を失ったら、一体、何が残るだろう。平和憲法を有し、この60年間、戦争をしなかった国、日本である。勿論、アメリカの傘のしたでの平和享受であるが、それでも、大変なことである。

 私は、この人の良い日本が、どの国よりも核兵器を有していれば、世界の平和は保たれると信じている。それほど、日本は素晴らしい国なのである。

 今、核兵器を有している国を見回しても、日本のように、人の良い国はない。事あらば、核兵器を使用して、支配しようとする国ばかりである。抑止力ではない。威嚇、使用するために核兵器を有しているのである。

 日本が核兵器を持てば、それは抑止力以外の何物でもない。

 現実問題として、核兵器廃絶は、無理である。それほど、人間性が成っていない。人の命など、平気で殺傷する国ばかりである。

 少しでも歴史を学べば、それは解る。

 さて、靖国問題で無宗教の追悼施設を造るだの何だのと言うが、アホらしい。

 日本は人が死ぬと、神になる。仏になるという人もいるが、日本の伝統は神になる。奉られる存在になる。西洋の神感覚ではない。この世と続く世界に、死者の国があると信じるのが、日本伝統的考え方である。

 この度の、日韓首脳会談でも、二時間の内、一時間50分が、靖国をめぐる歴史認識で終わったという。余程未来というものが見えない、見ない、もう、どう国を進めていいのか解らない状態なのであろう。

 韓国も哀れである。過去を振り向いてのみ、体制を整えているとしか思えない。心理的に言えば、もしや日本に支配されたいのではないかと思える程である。もっと言えば、戦争を仕掛けたA級戦犯と言われる人も犠牲者であると考えるのが、日本の伝統的思考法である。彼らも歴史の犠牲者である。必然的進化が歴史の魂である。

 歴史は人間が創るものであると共に、歴史には魂がある。歴史の魂を観ない者に、史観と言える程のものは無い。

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