木村天山旅日記

バリ島へ 平成19年12月

第八話

帰国の日である。

7日間の予定が、矢張り、あっという間に過ぎた。

 

朝、ホテルのレストランに行く。

まだ、誰も来てない。

少しして、辻さんが、出てきた。

 

楽しかったというのが、開口一番である。

 

最初のバリ島が、楽しいということは、嬉しいことだ。

 

ホテルを出る、夕方、四時までには、時間がある。皆、フリータイムである。

帰り支度をしなければならない。

野中は、朝から、帰り支度をしていたという。

 

バリ島から、去るということに、皆、一抹の寂しさがある。

 

私は、朝食を終えて、矢張り、帰り支度を始めた。が、一度止めて、ベランダに