テラの会

 マニラ雑景

  平成22年3月10日


 マニラには悲しい思い出もありますが、その分、次から次へと花咲く野の花のような、人々の切実な笑顔にも、また勇気づけられました。

 何が何でも生きてやるという、過剰なまでの生命エネルギーの発する街マニラを、きままに写真に収めました。


 エルミタあたりにある教会の、殉教者の碑。

 その奥では、人々が一心に祈りをつづけている。


きわめつけの喧騒の市場バクララン。明るい地獄のような場所。


スリにかっぱらい、ゆすりにたかり。そんな中でであう子供とのやりとりは、忘れられない思い出になる


その日はサント・ニーニョの祭日だった。トライシクルも、デコレーションこてこて


サンバのような打楽器隊の演奏で、街を練り歩くフィエスタの軍集。からだを黒く塗るのは、比人のほこりか


日本からのプレゼントのスカーフをあげた。写真をとろうとすると、はずかしがって顔をかくす


マニラ湾で慰霊をおこなう。ヘドロで汚染された、強い臭気を放つ海だった


サンチャゴ要塞の中で、ここでも慰霊祭をした


イントラムロスの中のスペイン教会。暗く、よどんだ圧迫感がある


カソリックをフィリピンがいただいているのは、正しい道なのか、わからない


スペイン統治領の建物の残るイントラムロス。


暗い夜道で衣服支援をする木村天山。飛行機にのせられる70キロはすぐになくなる

フィリピンは、アメリカ統治時代に銃が出まわったせいで、治安はよくありません。

それでも、危険なスラムに住む人たちは、助け合って生きています。

その中に入れば、意外なほど平和なのです。

フィリピン、いつか子供たちが、本当の夢を語れる時代が来ますようにと願い、今回の紹介のしめとさせていただきます。

テラの会活動報告