木村天山  日々徒然 バックナンバー  

日々徒然 39

 04年3月24日未明、イスラム原理主義組織ハマスの精神的指導者、創設者のアハメド・ヤシン師がイスラエル軍に暗殺された。

 これにより、イスラエルとパレスチナ過激派勢力のみならず、パレスチナと全面戦争の形相となった。

 イスラム原理主義者の自爆テロに手を焼いていたイスラエルは限界、そして、パレスチナも限界を越えていたのであろう。対話を推進していたはずが、脆くも崩れた。

 両者共倒れになるまで、戦いは続くことになる。それが、国際的にどういうことか。ユダヤ、キリスト教と、イスラムの戦いに拡大する。ついに来るべきところまできたのである。テロリスト集団は、これに乗じて、益々活動を拡大する。

 世界全面戦争が、この一神教を奉じる者たちによって成されるという悲劇である。

 元は、同じ神を奉じている彼らが戦うのは、同士討ちなのであるが、それに気づかない程、目がくらんでいると思われる結局、叩き潰して、自分たちの神を拝ませるという、歴史の繰り返しを行っている。

 長年の怨念、憎しみは、消されることなく、結局、戦争という方法に行き着くとは、絶望的である。

 さて、日本である。日本は、ユダヤ、キリスト教側にある。当然、日本も標的にされる。いつ、テロが起こってもおかしくない。テロリストたちに、理屈は通じない。小泉政権が続くとか続かないとかの問題ではない。つまり大変な事態が起こったということである。 戦火が拡大すれば、当然便乗して、事を起こす国もある。日本が標的にされる。机上の平和理論はぶっ飛ぶ。

 憲法9条改正議論は、予言的だった。すべてには、予兆がある。憲法改正は予兆だった。 人類は同じ繰り返しをするというのは、同じイデオロギーを持ち続けているということだ。その大元は、宗教である。互いに我が神を絶対とするイデオロギーである。

 当然歩み寄りなど出来ない。

 人種差別、民族差別等々、その大元が宗教がらみである大陸の歴史。

 第二次世界大戦により、アジアの多くの国が独立した。日本が植民地政策をしいた国も、結果的に独立を勝ち取り、現在に至っている。歴史の進化である。

 しかるに、これからの戦争は、両者共に破壊尽くす戦争であり、いよいよもって、ユダヤ、キリスト教と、イスラムの最終戦争になる。

 私の霊学から言うと、同じ霊界の主導権争いであり、治めることが出来ない。

 例えば、イスラムが滅亡しても、今度は、ユダヤ、キリスト教との戦いになり、どうしようもない親族争いの形相である。

 つまり、彼らが崇めていた神なるものは、神に似たものであり、霊界の次元が低いと判断する。そうでなければ、このような争いの形相になることはなかった。

 地域の神様を唯一神としたところに、問題がある。

 この戦争を止めることは出来ない。静観して見つめるしかない。ただ、飛び火が日本にも来ることである。

 日本が、愚かな戦争に巻き込まれないように、祈ること。祈りは通ずるのである。日本の霊界、つまり、高天の原神界に祈る。太陽神界と言ってもよい。難を逃れるように祈ること。

 日本には、民族神はない。日本の心霊界は、次元が高く、太陽神界と結び付いているということは、世界の霊界の支配を行っているということである。

 太陽に、平和を祈ることこそ、急務である。