カンボジア クメール人集落衣服支援

    平成22年12月2日
    
 

 ウドンの慰霊を終えたあと、プノンペン市内へもどる途中、クメール人集落に立ち寄りました。

 衣服支援のためです。

 国道から未舗装の道に入り、1.5キロほど。集落は湖のそばの、田園地帯にあります。

 経済的に苦しい農家の人たちへ、衣服を手渡しました。


当初はイスラム教徒のチャム族の村へ行く予定だったが、クメール人の方が貧しいと運転手がいう


運転手がクメール語で、私たちの来意を告げたので、人々が集まった


さいしょに子供たちにぬいぐるみを渡す.心を開いてもらう常等手段である


清潔なバスタオルを渡すと、赤ん坊に巻く


大人の女性用の衣服も豊富にあった


大きめの婦人服もある.近くの市場で売られている服は、みんな安物の、質の低いもの


農家の床下の、土間を使わせてもらった.昔はタイでも普通に見られた、伝統的なつくりの家屋だ


2-3才の幼児用のものもあった


下半身丸出しの幼児.そのほうが効率的なのだろう


成人男性用の服もあった


農作業などで、衣服は擦り切れるまで使ってもらえるだろう


男もののパンツもある.これが意外に人気.きれいなパンツをはいて、何をするつもりだろう


農家の男性たちは、みな体格がいい.それもそのはず、牛などを毎日ひっぱっているのだから


5-6才の女児用のものもあった.学校には行けているのだろうか


よく似合うモンペ.こういうものが喜ばれる


女の子たちは、くったくない.元気いっぱいだ


おしゃれなバッグもいくつか持っていけた


すぐにお母さんに渡す女の子.きれいなものは女性の心をひらく


皮の財布など、小物類も手渡せた


クメールの人たちは、日々の暮らしで疲れてはいるけれど、優しかった


どこのウマの骨とも知れぬ私たちを、受け入れてくれて嬉しかった


若いお母さんには、ベビー用品が喜ばれる


可愛らしい男の子たち


普通の暮らしをしている人の、ふだんの顔を見れるのも、衣服支援活動の大きな魅力のひとつだ


衣服を通して、心が通じる.世界中どこの人でも、けっきょく同じ人間なのかもしれない


さいごにみんなと一枚.もう二度と会えないだろう.それでも出会いはかけがえのない宝


私たちのことを、いい日本人として覚えていてくれたら、とても嬉しい


普通の人はいかないようなところ、つまり支援の手の行き届かないところで支援する.それが一つの信条となってきた

 もう一つ別の集落に行こう、と運転手に言われました。

 支援物資はまだ残っていたので、次に向かいました。

 クメール人の皆さんは、私たちにありがとうと言ってくれます。

 さて、次の集落まで、また三輪タクシーに揺られます。

 さらなる支援の様子をご覧下さい→☆☆☆

テラの会活動報告