バリ島活動報告 平成19年4月11日〜17日


 バリ伝統絵画を代々受け継いできた一家の家長さん。うつくしい流木のような身体つきをした人でした。ご自分では絵は描かずに、息子たちにまかせ、仕事をしていたそうです。

 風水のような、土地を鎮めるおまじないの石碑。これも家の敷地内にあります。今回の旅をコーディネートしてくれた北海道生まれのクミさんと結婚した、ウィリア君のお母さんと。仕事の手を休めて、私たちをこころよく迎えてくれました。
 バリニーズらしいサロンを巻いて、手前の塀の左端にのっているかごで作業をしていらっしゃいました。伝統絵画の一家ではありますが、ふだんはタナ(棚田)の手入れをしたり、家畜の世話をしたりするのが男性の仕事で、女性はご飯をつくったり、内職をしたりお祭りのための捧げものをつくったりして忙しい。
 家の敷地内に入ると、塔がありました。「この下に先祖霊がいる」と木村が家族に言うと、「何でわかるんだ」と目を丸くして驚いていました。

これは、先祖代々の御霊をまつった「サンガ」というものであることがわかりました。 頻度に行われるお祭りのときには、バリ・ヒンドゥーの寺院「プラ」にお参りする前に必ずここを訪れます。
 


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