テラの会

 タイ チェンマイ市内及び近郊慰霊碑巡り
 

  平成22年9月30日

タイ北部、チェンマイに来ました。

活動で訪れるのは、今回で4度目です。

前回にひきつづき、コンサートのため、辻友子さんと千葉真康さんに同行してもらいました。

また活動日程の全てを、チェンマイの小西誠さんに支えていただきました。

その様子をご覧下さい。


チェンマイ市内の寺の敷地内に、最初の目的地の慰霊碑はあった


ムーサーン寺の野戦病院跡地。


元病院の建物は博物館になっていたが、残念ながら休館日だった


慰霊の所作を開始する


空は快晴。いい天気だった。同行の辻さんも、手を合わせる


タイ・ビルマ方面遺骨収集活動の慧燈財団の故調寛雅先生が、この寺を訪れたとき


タイ人の僧侶に「ここには日本人の遺骨がたくさん眠っている、それを放っておくなど、


それでも日本人は人間か!」と一喝された。それをきっかけに活動を開始された


野戦病院跡の前景。慰霊を済ませて、次の目的地に向う


タイ・ビルマ戦病歿者追悼の碑。バーンガート中高学校の敷地内にある。慰霊されてもらうのは4回以上


私たちが碑に到着すると、なぜか猫に迎えられる形に。しきりにメーオメーオと、我々に鳴きかける


すわ英霊が歓迎して下さったか、と短絡的に考える私


慰霊の儀は長時間に及んだ。照りつける日差しをものともせず儀式を行う木村天山


今年は熱波で水が干上がり、植わっていた桜の木が全滅してしまった。それもよくわかる猛烈な暑さ


慰霊を終えて、小西さんと。猫はその時こつ然と姿を消す


発願人一同による碑文。切実な思いが伝わってくる


さて次に向かったのはランプーンの故藤田松吉の手による慰霊碑。ご自分の手で遺骨を集められ、千鳥ヶ淵に収めた


周りに湿地で、草木の繁茂がはなはだしい。手を入れる人がいなければ、やがて森の一部になるだろう


元日本兵の藤田さんはカソリックだったので、辻さんが聖歌を歌唱し、奉納した


最後に、タイの精霊信仰のピー(お化け)の巣窟となるのを避けるため、お清めの塩で結界を張る。タイでは普通だ


近くの細い小川に御幣を流す。その川にはかつて奉祀されていた守護神がいたという

一日のうちに三ヶ所をまわった追悼慰霊。さすがに少し疲労を感じました。

それでも次の日は、もう一ヶ所の慰霊と、山岳民族女子訓練校での衣服等支援です。

宿でゆっくり休み、次の日に備えました。

お地蔵さん、女子訓練校の様子→☆☆☆

テラの会活動報告