パプア・ニューギニア ラバウル・ココポ、追悼慰霊2日目

  Papua New Guinea, New Britain island, Rabaul, Prayer for war victim Day 2
  
06.June.2011

   平成23年6月6日
    
 

 

 ココポ全体と、遠くラバウルが見渡せる丘の上。

 二日目の戦争犠牲者追悼慰霊を行いました。



天気がよく、ラバウルの火山が見えた


山道は奥へ奥へとつづいている.原住民のトライ族が住むという


漫画家の水木しげるは、戦時中ラバウルで、トライ族の村に受け入れられた


トライの人々は、まさしくゲゲゲの鬼太郎のように、楽しげに暮らしていた


太陽の真上に来る時刻.トライの言葉では、「ケアケ」と呼ぶ


正午の前後、あいさつは、ケアケ.太陽が真上にあるからだ


ただただ美しいラバウル湾の海.戦争さえ無ければ楽園のようなところだ


66年前、日本軍はここにいた.いまは面影はほとんど残っていない


丘をおり、海辺へ御幣を投げるためにきた


御幣は、木の枝と紙だけの簡素なもの.それに、日本のかみさまを降ろす


ここでは、目に見えないものの気配が濃い.太陽の力を借りて、清め祓いをする


さいごに、御幣を海に流す


きらきら光る海に、いつまでも浮いている御幣.祈りが通じたのか


やがて波にさらわれていく.古神道の作法では、何もあとに残さない.ただ清めて水に流すだけ


さいごに、大海原に向かって深く敬礼し、慰霊の儀式を終えた

 なんともすがすがしい瞬間でした。

 はるばる来たかいがあったというものです。

 遠いラバウルで生きるか死ぬかの苦労をした兵隊さんたち。

 現在に生きる私たちは、せめて忘れないようにしたいものです。

 ココポ衣服支援→☆☆☆

テラの会活動報告